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名和晃平の個展『FORCE』、質的に計算された液体と重力の関係性がテーマ

2015年02月26日 12:20  CINRA.NET

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名和晃平『FORCE』展メインビジュアル
名和晃平の個展『FORCE』が、3月7日から東京・谷中のSCAI THE BATHHOUSEで開催される。

2011年に東京・清澄白河の東京都現代美術館で開催された個展『シンセシス』をはじめ、国内外で数多くの展覧会に参加している名和晃平。最先端の3Dテクノロジーを駆使し、プリズムシート、発泡ポリウレタン、ガラスビーズといった素材を用いて制作した彫刻やインスタレーション、平面作品などを通して、デジタル社会における存在のリアリティーへの疑問を提示している。

『FORCE』展は、質的に計算された液体と重力の関係性をテーマに展開。線上に流れ落ち続ける黒いオイルが床面に溜まっていくという、液状化した彫刻のようなインスタレーション『Force』や、垂直に張ったキャンバスの上端から滴る顔料によって形成される平面作品『Direction』、顔料の入ったタンクの振り子装置を使い、円心運動によって多様な軌跡を描く『Moment』といった作品が展示される。