トップへ

その不調、いつも食べる大好物が原因かも!?

2015年02月26日 00:02  オズモール

オズモール

写真
毎日欠かさず食べる食品や、週3回以上食べている大好物ってある? そんな食習慣がある女子は「遅延型フードアレルギー」になりやすいそうなので注意して。“繰り返し食べるもの”が原因で起こるという、そのアレルギーについて、銀座上符メディカルクリニック院長の上符正志さんに教えてもらおう! 「私たちの免疫システムの約50%は腸管にあります。同じ食材を長期間食べ続けると、腸管の分解能力を超えて抗体が作られ、気付かない間に細胞が炎症を起こします。これが、遅延型フードアレルギーが起こるメカニズムです。いつも決まった時間に体調が悪くなるという人は、その6~24時間前に同じ食品を食べていることはありませんか?」(同) 特に女子は、美容や健康、ダイエットのために意識して食べ続けているものが原因で、体調を崩しているケースが多いそう。 遅延型フードアレルギーの意外なアレルゲンの例はこちら。 野菜…アスパラガス、トマト、ダイコン、ショウガなど 果物…バナナ、ブルーベリーなど 乳製品…ヨーグルト、チーズ、牛乳など 豆・穀物…アーモンド、大豆、精製した白い小麦粉、全粒粉など その他…砂糖、卵、イースト菌など 「どんなに体にいいものでも、一線を超える量を摂れば、健康を害するものになってしまいます。ただしお米にかんしては、日本人は基本的に毎日食べても抗体が作られず、アレルギーになりにくいことがわかっています」(同) 大好物のお菓子、買い置きしている調味料など、よく食べる加工食品の原材料も見てみよう。無意識に特定の食材を過剰摂取しているのかも! さらに、遅延型フードアレルギーの原因は、口から摂るものだけではないのだとか。 「食べ物の成分を使った化粧品、入浴剤、香りの成分などがアレルゲンになることもあります。例えば、バニラのお香が原因で、バニラアイスを食べない人がバニラビーンズのアレルギーになったケースも。また、食材を肌にぬったりお風呂に入れたりする美容法は、たまにする分には構いませんが、遅延型フードアレルギーを予防するという意味では習慣にしない方がいいでしょう」(同) 体にいいと思って実践していることが、逆効果にならないように気を付けて! 上符正志銀座上符メディカルクリニック院長。産業医科大学医学部卒業後、横浜市民病院外科、北里大学医学部救命救急センター、益子病院内科など経て、アンチエイジング医学と出合い、病気を未然に防ぐ医療を追求。米国の最先端治療を日本に導入。米国抗加齢医学会専門医、日本抗加齢医学会専門医。著書に『NY式デトックス生活』(WAVE出版)『隠れフードアレルギー』(IDP出版)などがある。【オズモール】