バルセロナでのF1合同テスト最終日4日目、ザウバーのフェリペ・ナスルがC34で走行したが、「あまりにも多数のトラブル」に見舞われ順調な一日ではなかったという。
この日のザウバーはメカニカルトラブルで時間をロスし、プログラムを短縮し、セットアップとタイヤ比較の作業にあたった。セッション終盤にはコース上でマシンを止めるアクシデントもあったが、ナスルは73周を走行、1分24秒956のタイムで4番手となった。
ランチタイム前に3周しか走れなかったナスルは、午前中には複数のメカニカルトラブルが発生していたと明かした。
「午前中は小さな問題を解決しなければならず走行を断念した」とナスル。
「問題があまりに多かった。すべてメカニカルトラブルだ」
「できるだけたくさん走りたい。走れば走るだけ問題を見つけて解決することができるからね」
昨年ノーポイントに終わったザウバーだが、今年はライバルたちとの差を縮めることができたと思うかと聞かれ、「正直言って分からない」とナスルは答えた。
「他のチームと比較する必要があるから判断するのは難しい」
「去年と比べて一歩前進しているし、ヘレス(テスト)と比べても前進した。それは確かだ。着実に前に進んでいる」
「チームは入賞することを目標としている。僕ら全員、ポイントを取れる状態に戻りたいと思っている。それにはひとつのエリアだけでなくたくさんのエリアで向上しなければならない。去年と比べてすでにある程度は向上したと思う」