バルセロナでのF1合同テスト3日目、ルイス・ハミルトンがメルセデスF1 W06ハイブリッドで走行を行った。今一番の問題は今年のピレリタイヤがあまりにも硬いことだとハミルトンは述べている。
ハミルトンは熱のためにテスト初日は10周で走行を中止したが、2日目の午後に走った後、3日目も予定どおり走行した。101周を走りこんだハミルトンは、1分26秒076のタイムで3番手となった。
今回のテストでの走行を終えたハミルトンは、体調はよくなってきているものの「100パーセントの状態ではないから、今夜家に帰って2日ほど寝て過ごしたい」と述べている。
また、気温が低い状態でタイヤがうまく機能しなかったとハミルトンは語った。
「僕としてはタイヤが一番の問題だと思っている。きちんと機能しない。あまりにも硬いんだ。すごくいいタイヤとはいえない」
「タイヤの温度を上げても作動領域に入らないんだ」
「タイヤが石のように硬くてめったに機能しない。少なくとも僕に関しては機能しない」
「ウェービングせずに(ピットに)入りタイヤが80度なら温かいと思うのだが、それでもタイヤは機能していない。めったに作動領域に入らないんだ」
「1周するとそれほど悪くないと思うけど、その後だめになってしまう。昨日はハードタイヤで走ったけれど、さらに硬かった」
「タイヤの第一印象は最高とはいえない。でももっと気温が高いコンディションで走ればよくなるのだろう」