バルセロナでのF1合同テスト2日目、午前中はニコ・ロズベルグ、午後にはルイス・ハミルトンがメルセデスF1 W06ハイブリッドで走行を行った。
ロズベルグは神経圧迫による首の痛みを訴えていると伝えられたものの、朝9時からコースに出て合計66周を走行、ひどい痛みはなかったが大事をとって午後はハミルトンにマシンを委ねた。
前日ハミルトンは熱のために10周で走行を中止、リザーブドライバーを務めるパスカル・ウェーレインが代役を務めていた。ハミルトンは20日午後から走行を始め、89周を走り1分24秒923のタイムで全体の5番手となった。ロズベルグは1分25秒556で6番手となっている。
「背中の調子が少し悪かった」とロズベルグ。
「でも日曜にはまる一日走れるはずだ。今日は大事をとってランチタイムで走行を終えることにした」
「新車で別のサーキットを走ると少し感じが変わるけれど、全体的に問題はなかった。朝はマシンにあまり満足できなかったが、すぐにセットアップの方向を見つけ、最終的にはとてもいい感触を持てた」
「今はできるだけ多くの距離を走ってセットアップ作業を行うことに集中している。もちろん常に予選ラップのように走れれば嬉しいが、何事にもタイミングというものがある」
「まだ自分たちの位置は分からないが、作業は予定どおり進行しており、開発は急ピッチで進められている。マシンに関してもパワーユニットに関しても今のレギュレーションにおいてまだたくさんの発見がある。大きなチャレンジだけど、全体的にいいスタートになった」
ハミルトンは、前日に走行を切り上げざるを得なかったため、金曜に再び走れてよかったと述べている。
「気分がよくなったし、昨日走れなかった分、走りたかった。今日ある程度周回できてよかったよ」
「ライバルと比較して自分たちがどのあたりの位置にいるのかは分からない。最初のテストは周回を重ねることだけに集中したし、今日も同じだ。マシンを自分の好みに合わせて完璧に調整しようとすらしていない。速いラップは土曜の予選に走るべきものだからね。それでも去年と似た感じで、それ以上にいい感触を持っている」
「今は自分たちの仕事に集中し、とにかく多くの距離を稼ぎ、開幕前の時間を最大限に活用して満足いく仕事をするよう心がけている。あちこちにいくつか問題も出ているが、チームはすべての不具合を解決するために努力している。前に進み続けることが一番重要で、それを一番に考えている」