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「3月から就活を始めようかな」と考えている学生が2月中にしておくべき3つのこと

2015年02月20日 17:00  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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大学内で開催される就活支援イベントに参加していると、これから動き出そうとしている学生さんによくお会いします。彼らからよく聞かれるのが「今、何をしておくといいですか?」というものです。

3月の「ナビサイト解禁」まで、あと10日。2月中にやっておくこと、あるいは3月に入ってもなお何も準備をしていない場合、何から手を着ければよいのかについて、3つほどあげておきたいと思います。(文:河合浩司)

WEBテストは得意な友達に頼めばいい

1つ目は、「自己PR文」や「学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)」などは、400字程度で文章化しておくことです。エントリーシートで毎年のように出題されている定番の問いがあります。本を買わずとも、ネットで検索すればいくらでも出てきます。

いつかは書かなければならないのですから、今のうちに書いておいてください。3月にナビサイトが解禁になれば、エントリー時に必要になることもあります。それから慌てて書いていたのでは、間に合わないことも起こりえます。

文章を書くことは、苦手な人が意外なほど多いものです。ましてや「社会人に読まれる文章」など、今まで考えた経験はほとんどないのが普通です。慣れないことに時間がかかるのは誰もが同じ。少しでも時間がある今のうちに書いておくことを強くお勧めします。

2つ目は、筆記試験対策です。SPIやCAB、GAB、玉手箱など今や種類も様々ですが、これらも今から対策を進めておいてください。

ただ、筆記試験については、苦手な人が数週間頑張ったところで大した効果は得られないでしょう。「数学なんて高校生の時以来、やった覚えないよ…」という学生に会うことも珍しくありません。

もしWEBテストがある場合は、割り切って得意な友達に頼んで代わりに受けてもらえばいいでしょう。採用担当者も、WEBテストに替え玉受験が生じることくらい想定済みです。ある程度選考が進めば、現地での筆記試験を実施して実力を確認するものです。

これで最終的な対策が要らなくなるわけではありませんが、ひとまず面接には進めるでしょう。もっとも、テストの点数ではなく学校名で選別されているときは、この対策は無意味になります。この場合にも、落とした理由として「テストの結果が悪かったから」と説明できるので、企業側がWEBテストを実施する価値があるのです。

孤独な自己分析にハマってはいけない

3つ目は、就活仲間を作ることです。筆記試験にも関わることですが、何事も一人で取り組むには限界があります。また、良質な情報は友達からもたらされるものです。

私はいつも「就活は自己分析から始めてはいけないよ」と話しています。これについては以前にも記事にしましたが、この内容を知った学生さんたちは驚いていました。

とはいえ、自己PR文などの文章化の際に、自分自身について振り返ることがあります。そのときに一人でずっと悩み続けることは、どんどん否定的な思考にハマり、心を病んでしまうことにもなりかねません。自己PRの作成には、会話をしながら進める相手がいた方が取り組みやすくなります。

就活はまともな情報に基づいた活動を続け、むやみな高望みをしない限り、なんとかなるものです。途中で挫けてしまわないためにも、今のうちにできることはしておいてください。

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