バルセロナでのF1合同テスト初日、キミ・ライコネンがフェラーリSF15-Tで走行を行った。チームもライコネンも慎重ながらテストからいい感触を得たと述べている。
19日、フェラーリは午前中はセットアップのテスト、ロングラン、スタート練習を行い、午後にはタイヤテストに取り組み、ハード、ミディアム、プロトタイプのミディアムで走っている。ライコネンは1分25秒167のタイムを記録し、全体の2番手となった。
「セットアップ変更に対するマシンの反応がとても満足できるものだったので喜んでいる」とテクニカルディレクターのジェイムズ・アリソンは語った。
「一方で周回数が少なかったのが残念だ。今後のテストではもっと走りこみたい」
チームはこの日の周回数は58周と発表している。
ライコネンは、テストの段階では他との比較はできないものの、SF15-Tは去年と比べて圧倒的にいいマシンだと述べた。
「ヘレスと状況は変わらない。他のマシンが搭載している燃料量は分からないし、ソフトタイヤで走っていたマシンもあった。僕らは自分たちの仕事に集中し、プログラムをこなし、予定どおり作業を行うために努力した」とライコネン。
「このマシンは去年とは全く別物だ。まだやるべきことは多いが、チームはいい仕事をしているし、とてもいいマシンを作ってくれた」