スーパーGT500クラスに参戦するEpson NAKAJIMA RACINGは20日、長年チームをサポートするエプソンとコラボレーションして開催している、『エプソンカラーリングコンテスト』の最優秀賞を発表した。
『エプソンカラーリングコンテスト』は2008年から毎年エプソンとチームがシーズンオフに開催しているコンテストで、最優秀賞に選ばれたカラーリングデザインが、実際のスーパーGTマシンに施される。すでに多くのファンに定着しており、今年も12月に募集がスタート。多くの応募があった。
そんな中から、中嶋悟総監督やドライバーの中嶋大祐らによって審査が進められた結果、今季はガラリとイメージが変わったカラーリングが採用されることになった。最優秀賞に選ばれたのは神奈川県の大和宣明さんの作品だ。
これまでEpson NAKAJIMA RACINGのカラーはホワイトとブルーの塗り分けが多かったが、この大和さんの作品は、ホワイトがベースとなり、フロントからリヤにかけてブルーのラインが大胆に流れていくデザイン。また、車両下部はブラックが入れられ、レッドのラインが縁取る。今までの印象とはかなり異なりそうだ。
「今年も凝った作品が多く、悩ましい審査となりました」と中嶋総監督はコンテストについて総評した。
「どの作品にも特徴があり、いろいろなイメージが膨らむ中で、今年はチームゼッケンを『64』に変更し、原点回帰の気持ちで戦うという覚悟を持って臨むということもあり、今までのイメージを一新するデザインでいこう! ということになりました」
「今年は昨年のカラーリングイメージを一新するデザインを選ばせていただきました。白と青を基調としたシンプルな中にも、力強さとしなやかさの両方を感じることができるデザインで、サーキットを颯爽と走る姿が目に浮かびました」と中嶋監督は選出理由について語った。
今季、Epson NAKAJIMA RACINGは中嶋大祐/ベルトラン・バゲットというコンビを継続。近年メキメキと調子を上げているダンロップタイヤとともに、オフのテストでも好調をキープしており「今年こそは、このマシンで表彰台の真ん中を目指して戦ってまいりたいと思います」と中嶋総監督も意気込む。
新たなカラーリングは3月上旬のテストで登場するとのことなので、実車のイメージも大いに楽しみにしたいところだ。他の優秀賞作品やキッズ部門の優秀作品はEpson NAKAJIMA RACINGホームページ(http://www.epson.jp/sponsor/nakajima/)まで。