レーシングカーの技術を活かした『アストンマーチン・バンテージGT3』 アストンマーチンは、FIA-GT3車両としてモータースポーツ界で活躍するアストンマーチンV12バンテージGT3のテクノロジーを活かした100台限定の特別仕様のロードカー『アストンマーチン・バンテージGT3』をジュネーブモーターショーに出展すると発表した。
アストンマーチンV12バンテージGT3は、FIA-GT3規格に対応した市販レーシングカーで、ニュルブルクリンク24時間にワークスのアストンマーチン・レーシングが投入、イギリスGTやブランパン耐久シリーズ、GTアジア等世界各国のレースで使用されているほか、スーパーGT300クラスでも昨年までWAKO'S Exe Aston Martinが活躍している。
そんなV12バンテージGT3のモータースポーツ活動を活かし、レーシングカーにインスパイアされた限定バージョンのロードカーが、『アストンマーチン・バンテージGT3』。6リッターV12エンジンは600馬力にアップされ、車重も100kg軽量化している。
また、トレッドも広げられ、カーボン製の前後スプリッターやリヤウイングによって空力も強化。オプションのカーボンルーフやポリカーボネード製リヤウインドウ/リヤクォーターウインドウを装着した場合、車重はわずか1,565kgに留まる。
「モータースポーツはアストンマーチンの血液だ。バンテージは世界中のトップレベルのレースで活躍しており、特別なリミテッドエディションを製作するにあたって、我々のモータースポーツでのノウハウを完全に市販車に適合させることができた」と語るのは、アストンマーチンCEOのアンディ・パーマー博士。
「バンテージGT3スペシャル・エディションは、我々がデザインと技術において一切妥協しないという好例だ。この車両を所有する100人のオーナーは、公道でもトラックでも、常にこのクルマを味わうことができるだろう」