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大人女子に多い!?遅延型フードアレルギー

2015年02月19日 00:03  オズモール

オズモール

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大人に増えている「遅延型フードアレルギー」って知っている? 長年の食習慣の積み重ねによって、後天的に現れるアレルギーなのだとか。激しい症状が現れるわけではないため、気付かずに原因となる食品を食べ続けてプチ不調を抱えている大人女子も多いみたい。そんな遅延型フードアレルギーについて、銀座上符メディカルクリニック院長の上符正志さんに教えてもらおう! 「フードアレルギーには、即時型と遅延型の2種類があります。即時型は食べてすぐに、じんましん、赤み、むくみ、かゆみ、下痢、胃痛、呼吸苦のような分かりやすい症状が現れます。これに対して遅延型は、食べてから症状が出るまでに6~24時間かかるのが特徴です。しかもその症状は特定できないほど多岐にわたるため、自分では気付きにくいアレルギーといえます」(同) 遅延型フードアレルギーによる異変は、その人のいちばん弱いところに出やすいそう。特に女性に多いのは偏頭痛と肌荒れなのだとか。 遅延型フードアレルギーの症状の例はこちら。 消化器…下痢、便秘、膨満感など メンタル…不安、ゆううつ、集中力不足など 筋肉や骨…関節痛、筋肉痛など 泌尿生殖器…月経前症候群、月経痛、頻尿など 呼吸器…鼻水、鼻づまり、せきなど 肌…ニキビ、肌荒れ、アトピー、目の下のくまなど その他…偏頭痛、耳鳴り、めまい、むくみ、口内炎、ドライアイ、体重増加、疲労倦怠感など 「遅延型フードアレルギーが起こる原因は、“特定の食べ物の過剰摂取”です。その結果、小腸が目詰まりし、体内で炎症が起こります。知らずにその食べ物を食べ続けると、慢性的な炎症が全身に進行して細胞の老化につながるだけでなく、ありとあらゆる全身症状が現れる可能性があるのです」(同) アレルゲンとなる食品は、体にいいからと毎日欠かさずに食べ続けているものや、よく食べる好物であるケースが多いそう。 例えば、朝はパン、昼はパスタ、おやつにケーキ…というように小麦製品ばかり食べたり、卵や乳製品を食べ過ぎたりしていない? 原因不明のプチ不調がある女子は、過剰摂取している食品がないか、これまでの食生活をふり返ってみて。 上符正志銀座上符メディカルクリニック院長。産業医科大学医学部卒業後、横浜市民病院外科、北里大学医学部救命救急センター、益子病院内科など経て、アンチエイジング医学と出合い、病気を未然に防ぐ医療を追求。米国の最先端治療を日本に導入。米国抗加齢医学会専門医、日本抗加齢医学会専門医。著書に『NY式デトックス生活』(WAVE出版)『隠れフードアレルギー』(IDP出版・2月23日刊行予定)などがある。【オズモール】