今季のスーパーGT300クラスでGAINERが10号車として投入するニッサンGT-RニスモGT3をドライブすることになった千代勝正 スーパーGT300クラスに参戦しているGAINERは18日、2015年シーズンの参戦体制を発表し、10号車として投入するニッサンGT-RニスモGT3のドライバーとして、新たに千代勝正と富田竜一郎のふたりを起用することを明らかにした。
GT300クラスで例年タイトル争いを繰り広げるトップチームのひとつで、昨年は接戦の末にチームタイトル獲得を果たしたGAINER。2015年シーズンに向けては、11号車として引き続きメルセデスベンツSLS AMG GT3を投入する一方、10号車をGT-RニスモGT3に変更。タイヤはともにダンロップを装着する。
11号車での平中克幸/ビヨン・ビルドハイムのコンビ継続、そして10号車でのアンドレ・クートの起用は、すでに昨年12月に京都のGAINER本社で開催されたファン感謝デーの中で発表されていたが、今回は10号車のドライバーとして、千代と富田のふたりの起用が明かされることとなった。
新たにチームに加わることとなった千代は、ニスモアスリートとして、昨年はブランパン耐久シリーズやニュルブルクリンク24時間に参戦。今月8日にオーストラリアで開催されたバサースト12時間では優勝を飾るなど、GT-Rを駆り世界を舞台に活躍している。
そんな千代は今年もブランパン耐久に参戦することが発表されているが、スーパーGTの第3戦タイ、および第6戦SUGOはブランパンとスケジュールがバッティングしている。その2戦で千代に代わってクートと組むことになったのが富田だ。
富田は、今年でレースデビュー3年目ながら、昨年はSnap-on DIJON Racing GT-RでGT300クラスにスポット参戦し、第7戦タイではファステストラップをマークしているほか、GT-Rプレステージカップでは2年連続のチャンピオンを獲得するなど活躍。今回、千代に代わって2戦でGAINERの10号車をドライブするチャンスを掴んだ。