キャロッセは、同社のワークスチーム『CUSCO RACING』による2015年モータースポーツ参戦計画を発表した。JRC全日本ラリー選手権へ引き続き参戦し、APRCアジア・パシフィックラリー選手権での活動も継続する。
CUSCO RACINGは昨年、APRCアジアカップの3戦に炭山裕也を起用して参戦し、カスタマードライバープログラムとして、マイケル・ヤング、サンジェイ・タクルの参戦をサポートした。JRCには炭山をメインドライバーとして参戦したほか、世界で初めてFIA格式のラリーに新型『WRX STi(VAB型)』ラリーカーを投入するなど積極的な活動を展開してきた。
そんなCUSCO RACINGは、今シーズンもAPRCへ参戦するヤングとタクルのサポートを継続する。昨年、アジアカップにスポット参戦した炭山は、現行車両と新車開発のため国内での活動に専念することとなった。
JRCには、炭山をメインドライバーとしてWRX STi(VAB型)でJN6クラスへ参戦。また、若手育成プログラムの一環として、昨年JN4クラスチャンピオンを獲得した竹内源樹をJN6へステップアップさせるほか、番場彬、牟田周平など次世代ドライバーをサポートする。さらに、ジョイントプロジェクトとして『MINI CROSSOVER JCW』や『プジョー208 GTI』の車両製作と開発、サポートを行い、新たなファン層へラリーの魅力を伝えていく。
ラリー以外の活動としては、10月にオーストラリアで開催される『ワールドタイムアタックチャレンジ2015』にWRX STi(VAB型)で参戦するほか、全日本ジムカーナ選手権の菱井将文、天満清、全日本ダートトライアル選手権の荒井信介、スーパー耐久のホンダ野崎with BOMEXのサポートする。
■アジア・パシフィックラリー選手権(APRC)
マイケル・ヤング/スバルWRX STi(GRB型)
サンジェイ・タクル/スバルWRX STi(GRB型)
■全日本ラリー選手権(JRC)
●CUSCO RACING(JN6クラス)
炭山裕也・保井隆宏/スバルWRX STi(VAB型)
竹内源樹・加勢直毅/スバルWRX STi(GRB型)
●CUSCOジュニアラリーチーム(JN4クラス)
番場彬・TBN/トヨタ86
■チームプロジェクト
●MINI CROSSOVER RALLY TEAM(JRC/JN5クラス)
大橋逸夫・三浦昂/MINI John Cooper Works Crossover
●ラリープラス・クスコレーシング・ラリーチーム(JRC/JN5クラス)
柳澤宏至・中原祥雅/プジョー208 GTI