トップへ

アウディ、今年は雪山でWEC/DTMの合同トレーニングキャンプを実施

2015年02月17日 19:20  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

アウディスポーツのWEC/DTM合同トレーニングキャンプ
アウディスポーツは今月初め、WEC世界耐久選手権/DTMドイツツーリングカー選手権の参戦ドライバーたちによる合同トレーニングキャンプをドイツのアルゴイで実施した。昨年限りで現役を引退したトム・クリステンセンもこのキャンプに参加している。

 例年オフシーズンに開催されているアウディスポーツの合同トレーニングキャンプ。昨年は温暖な気候のもとで行われたこのキャンプだったが、今年は一転、雪山での実施となった。

 キャンプには、ヴォルフガング・ウルリッヒやディーター・ガスなどの首脳陣も参加したほか、今年からチーム内でドライバーたちのフィットネス管理を担っているクリステンセンも、トレーナー的な立場で参加している。

「僕の知識と経験を活かすことができてうれしいよ」とクリステンセン。自身の現在の役割について次のように説明する。

「僕の仕事の例を挙げよう。ドライバーというのはそれぞれかなり独特なやり方でトレーニングをしていることがあるんだけど、僕はその欠点に注意を払って、身体全体で良いバランスになるようなトレーニングの方法を提案するんだ。それと、持久力と力強さのバランスをどのように保つかということも話す」

 また、クリステンセンは今回のキャンプで、新しいアクティビティも導入したという。今回のキャンプでは、室内での筋力トレーニングやエアロバイク、球技などのほか、スキーなども実施されている。

「より高い能力を得られるような方法で、個々人のトレーニングを構築したんだ。ドライバーたちには大きな刺激を与えることができたし、みんなからも好意的に受け取ってもらえたよ」とクリステンセンは今回のトレーニングキャンプを振り返った。