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メルセデス「PUカスタマーチームの多さは大きな強み」

2015年02月17日 16:00  AUTOSPORT web

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2014年ロシアGP ニコ・ロズベルグ(メルセデス)、バルテリ・ボッタス(ウイリアムズ)
メルセデスは、2015年に多数のチームにエンジンを供給することが、F1でトップのポジションを維持するのに大きく役立つはずだと考えている。

 今年、フェラーリとルノーはそれぞれ2チーム、ホンダはマクラーレン1チームのみとパワーユニット契約を結んでいる。一方でメルセデスは自身のチームに加えてウイリアムズ、フォース・インディア、ロータスにパワーユニットを供給する。

 メルセデスのエンジン責任者、アンディ・コーウェルは、カスタマーチームが多いとそれだけ多くのパーツを供給しなければならないものの、それを上まわるメリットがあると述べた。


「ハードウエアの仕様は皆同じであり、(カスタマーチームが多い分)たくさんの走行距離を稼ぐことができる」とコーウェル。

「つまり(開幕戦)メルボルンまでの過程においても、ホモロゲートする仕様を決める過程においても、使用するトークン数に関しても、我々は他よりたくさんのデータを見て判断することができる」

「データには驚かされることもあるが、実際のレースで何を装着しどれだけプッシュできるかを判断する上で極めて貴重だ。つまり我々には大きなアドバンテージがあるということだ」

 また、カスタマーチームのトラブルを見て早期に対策することができる点でも有利であると、コーウェルは考えている。

「学習という面でもメリットがある。ワークスチームにトラブルが出る前にカスタマーチームに出る場合も多い」
「カスタマーチームに問題が発生したら、他のチームに出る前にその問題を解決することができる」