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OTGモータースポーツがD1グランプリにレクサスLFAを投入へ。まずはEX戦に登場

2015年02月16日 17:10  AUTOSPORT web

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OTGモータースポーツと今村陽一がD1に投入するレクサスLFA。オーバーフェンダー化等、外観も変化がある。
2月13日~14日に行われた大阪オートメッセ、そして1月の東京オートサロンで、ひときわ目を引くレクサスLFAがD1グランプリのステッカーが貼られ展示されていたのをご覧頂いた方も多いかもしれない。実はこの車両、今季のD1グランプリのエキジビション戦にOTGモータースポーツから登場する予定だという。

 LFAといえば、レクサスが世界最高の一台を目指し開発したスーパースポーツカー。2010年に予約販売されたが即完売。そのパフォーマンスは世界でも高く評価されるとともに、限定500台という超プレミアムな車両だ。モータースポーツ界でもニュルブルクリンク24時間に挑戦してきた。

 そんなLFAがなんとD1グランプリに登場することになる。オートサロン、そしてオートメッセと展示されていたシルバーのLFAがそのマシンで、OTGモータースポーツと今村陽一のドライブにより参戦予定。ただ現在のところD1グランプリのエキジビション戦のみLFAが使用される予定で、通常のラウンドは、昨年から使用している86での参戦となるという。

 大阪オートメッセでのトークショーに出演した今村は、LFA採用について「いろいろとD1にも話題が必要かと思いまして、大阪トヨペットさんが考えてくれて『このクルマでいこう』と出てきたクルマがLFAでした(笑)」という。

 D1グランプリと言えば、1台が走行する単走を経て、2台が同時に走行する追走がある。ただカーボンモノコックシャシーをもつLFAは、その販売価格は3,750万円。追走の相手としては大いに気を遣いそう。「テールランプ1コで20万円です。もしぶつかってきたら相手に請求書回しますよ(笑)」と今村。一方で86よりも短いホイールベースや軽量なボディ等、武器になる部分は多そうだ。

 エンジンはNASCAR用のV8に換装され、現時点で「800馬力は出ている」という。今月には走行を開始すると言うが、今後さらにターボ化の予定もあるという。ターボ武装でなんと「だいたい1000馬力くらい出る」とのこと。

 1000馬力超のLFAで今村がどんなドリフトを披露してくれるのだろうか? いまやドリフトは世界的にも知られる競技であり、大いに話題になりそう。ちなみに、今後シリーズ戦への投入も「考えていきたい」とのことだ。