WRC世界ラリー選手権第2戦スウェーデンは15日、SS19~21のデイ3が行われ、セバスチャン・オジェ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)が接戦を制し2連勝を達成した。6.4秒差の総合2位にティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20 WRC)、39.8秒差の総合3位にアンドレアス・ミケルセン(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)が入っている。
■フォルクスワーゲン・モータースポーツ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)
セバスチャン・オジェ/総合優勝
信じられない結末だった。この勝利を誇りに思うよ。2年前にセバスチャン・ローブを破って、はじめてラリー・スウェーデンで優勝した時も厳しい戦いだったけど、今回はもっとハードな戦いだったね。
デイ1のはじめから、最後のパワーステージまで、とにかく全力で戦った。ファンだけでなく、ぼくにとっても今日の結末はスリリングなものだったよ。
初優勝まであとすこしだったアンドレアス(・ミケルセン)には申し訳なく思うけど、彼とは今後も優勝争いを繰り広げることになるだろうね。アンドレアスとティエリー・ヌービルの走りは素晴らしかったよ。
アンドレアス・ミケルセン/総合3位
最後の最後まで全力を尽くしたけど、残念ながら勝利することはできなかった。表彰台に登っているのに、ガッカリするなんて夢にも思わなかったよ。
初優勝まであと少しのところで、ちょっとしたミスからスピンしてしまって、チャンスを逃してしまった。今は本当に悔しい気持ちでいっぱいだけど、今週の結果には誇りをもてると思う。
三つ巴の優勝争いはとてもスリリングだったね。次のメキシコでも優勝争いができるよう、ベストを尽くすよ。
■ヒュンダイ・モータースポーツ(ヒュンダイi20 WRC)
ティエリー・ヌービル
すごいラリーだったね! こんなに長く優勝争いに絡んだことはなかったし、劇的なフィナーレに関わることができて嬉しかったよ。
ここでぼくたちが優勝争いに絡むなんて、誰も予想していなかった。それだけ素晴らしいパフォーマンスを発揮したということだね。
優勝するために、限界までプッシュしたし、少しリスクも冒して、できるだけのことはやったよ。2位でも素晴らしい結果だ。僕にとっても、懸命に作業しているチームのみんなにとってもね。
ヘイデン・パドン/総合5位
総合的にいいラリーだったと思うし、厳しいウィンターコンディションを経験できたことはチームにとって、とても重要なことだよ。
デイ1を総合6番手で終えた時点で、この順位を守ることを目標に戦うことにした。特殊なコンディションに、マシンのセットアップやドライビングスタイルを合わせこんでいく必要があったよ。
このラリーから得たものに満足している。苦戦した場面もあったけど、いいラリーをすることができたよ。トップ5でフィニッシュして、チームのためにポイントを獲得することができて本当に嬉しい。
次のラリー・メキシコにむけて、いい土台作りができたんじゃないかな。
■Mスポーツ(フォード・フィエスタRS WRC)
オット・タナク/総合4位
総合4位でフィニッシュすることができて嬉しいよ。スタート順がよくなかったり、ミスもあって前半戦は苦戦してしまった。
そのあとは、ライバルと直接的なバトルにならなかったから、コースに留まることを念頭に走ったよ。
自信を取り戻すことができたし、今回のようなラリーをもう少し経験すれば、ペースをあげていけると思う。シーズンが進むにつれて、ぼくたちはどんどん強くなるはずだよ。