KAAT神奈川芸術劇場と劇団「地点」による舞台『三人姉妹』が、3月12日から神奈川・横浜の同劇場で上演される。
演出家の三浦基が代表を務める地点はこれまでも同劇場との共同制作で、芥川龍之介の小説をモチーフにした『Kappa / 或小説』や、ドフトエフスキーの長編小説を舞台化した『悪霊』などを上演してきた。5作目の共同制作作品となる『三人姉妹』は、アントン・チェーホフの四大悲劇のうちのひとつで、3人の姉妹と戦争を描いた作品だ。
地点はこれまでチェーホフの四大悲劇のうちの3本に数えられる『かもめ』『ワーニャ伯父さん』『桜の園』を上演しており、『三人姉妹』に取り組むのは2004年にアトリエ春風舎で上演して以来となる。今回の公演ではキャストと前回のプランを一新し、「新作」として新しい『三人姉妹』を描くという。