WRC世界ラリー選手権第2戦スウェーデンは15日、SS19~21のデイ3が行われ、セバスチャン・オジェ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)が接戦を制し2連勝を達成した。6.4秒差の総合2位にティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20 WRC)、39.8秒差の総合3位にアンドレアス・ミケルセン(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)が入っている。
トップと9.6秒差の総合3番手でデイ3を迎えたオジェは、SS19でトップタイムを記録、続くSS20でステージ2位に入り、トップと3秒差の総合2番手へ浮上する。迎えた最終ステージで、ステージ2位を4.8秒上回るトップタイムを記録し、逆転優勝を達成した。オジェは、デイ1に雪だまりに捕まり、40秒近くタイムをロスしたものの、そこから劇的な逆転を演じてみせた。
デイ2を総合2番手で終えたミケルセンは、SS19で総合首位に立ち、初優勝目前かと思われたが、最終SS21で雪だまりにヒット。総合3位に沈み、初優勝はお預けとなった。
総合首位でデイ3を迎えたヌービルは、フォルクスワーゲン勢の速さについていくことができず、総合3番手まで後退したものの、最終ステージでステージ2位のタイムを記録。ミケルセンのタイムロスもあり、総合2位でラリーを終えた。
総合4位はオット・タナク(フォード・フィエスタRS WRC)、ヘイデン・パッドン(ヒュンダイi20 WRC)が自身最高位となる総合5位を獲得している。
デイ1の最終ステージでコースオフし、8分のタイムロスがあったヤリ-マティ・ラトバラ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)は全ステージを走り切り、総合12位を獲得したものの、サービスパークへの道中でマシンをとめ、リタイアを選択している。
WRC第2戦スウェーデンのハイライトは、J SPORTS 3で2月21日(日)の22時30分~24時に放送される予定だ。