今季、全日本ラリーにMINI CROSSOVERで参戦するMINI CROSSOVER RALLY TEAM。そのコドライバーに、ダカールラリーに参戦するチームランドクルーザー・トヨタオートボデーで2号車のナビゲーターを務めていた三浦昂が決まった。
スーパーGT300クラスでGOODSMILE RACING&Team UKYOのコミュニケーションディレクターを務める大橋逸夫がドライバーで、MINI CROSSOVERという異色のマシンで全日本ラリーのJN5クラスに参戦するMINI CROSSOVER RALLY TEAM。
大橋と組むコドライバーについては、オートスポーツwebでも告知したとおり募集をかけていたが、こちらも異色(?)の大物コドライバーが決定することになった。ダカールラリーに参戦するチームランドクルーザー・トヨタオートボデーで2号車のナビゲーターを務めていた、三浦昂だ。
三浦はニコラ・ジボンと組み長年ダカールラリーに参戦しており、ナビゲーターとしての経験は豊富。ただ、ラリーレイドと今回のJRCのようなスピードラリーはやはり別。三浦にスピードラリーのコドライバーの経験はない。
大橋はチームのブログ(http://minijrc.com/blog/)で「彼が応募してきた時、正直『未経験者はないわ』と思いました」というが、「彼のストイックさと、物を学ぶことに対する貪欲さ、適応能力、分野は違えどモータースポーツの発展を望む姿、ダカールでの経験、そして何よりも熱意。この姿が、モータースポーツの発展を望む僕ら(僕と選考委員の方々)の気持ちにビビビッと響いてしまいました」と起用を決定したという。
もちろん不安は多いというが、別カテゴリーからの参入は今後大いにJRCを盛り上げてくれるはずだ。
「スピードラリーへの挑戦は自身初めての取り組みであり、楽しみと不安の両方を感じています。しかし、スピードラリー未経験であるからこそ、感じ取ることができる魅力がたくさんあると思っています」と三浦。
「そんな魅力をクルマファン、ラリーファン、ミニファンの皆さんはもちろん、少しでも多くの方々に発信し、共有することでモータースポーツを盛り上げることに貢献できたら嬉しいです」