WRC世界ラリー選手権第2戦スウェーデンは14日、SS11~SS18のデイ2が行われ、ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20 WRC)が総合首位に立った。総合2番手、3番手にはフォルクスワーゲンのアンドレアス・ミケルセン(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)とセバスチャン・オジェがつけている。
デイ1を総合2番手で終えたヌービルは、タイヤをライバルより1セット多く持ち込んでいたこともあり、午前のステージで苦戦。ペースをあげた総合4番手のオジェにかわされ、総合3番手に後退してしまう。
しかし、オジェが路面コンディションが変化したSS15で失速した一方で、ヌービルは最速タイムを記録し、総合2番手へ順位を回復。総合首位のミケルセンとの差を8.7秒まで縮めている。迎えたSS18で、ヌービルは新品タイヤを投入し猛プッシュ。ミケルセンより8.8秒速い最速タイムを出し、総合首位に踊り出た。
トップと53.4秒差の総合4番手はマッズ・オストベルグ(シトロエンDS3 WRC)。デイ2最初のステージで、左リアタイヤをパンクさせてしまい、大きくタイムをロスしてしまった。総合5番手にはオット・タナク(フォード・フィエスタRS WRC)がつけており、首位との差は1分29秒2となっている。
前日マシントラブルに苦しんだロバート・クビカ(フォード・フィエスタRS WRC)はSS17で最速タイムを記録するも、続くSS18でコースオフ。総合16番手でデイ2を終えている。デイ1を総合23番手で終えたヤリ-マティ・ラトバラ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)は、前日と同様、溝にはまるアクシデントがあったが、1分未満のタイムロスでコースに復帰。クビカの9.6秒後方の総合17番手まで順位をあげている。
SS19~21のデイ3が、15日の8時57分頃(現地時間)に開始される予定だ。