WRC世界ラリー選手権第2戦スウェーデンは13日、SS2~SS10のデイ1が行われ、アンドレアス・ミケルセン(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)が総合首位に立った。
午前中に行われた4つのステージでは、フォルクスワーゲンのセバスチャン・オジェが3つのステージでトップを獲得。残る1ステージもヤリ-マティ・ラトバラが最速タイムを記録し、フォルクスワーゲン勢がトップ3を独占する展開となった。
しかし、午後のステージでは、オジェとラトバラにアクシデントが発生してしまう。オジェは、SS6走行中にワイパーが故障。次のステージまでに修理を試みたが、修理することができなかったうえ、ボンネットピンを閉め忘れるというミスを冒してしまう。これによりステージ走行中にフロントガラスを破損してしまう。マシンにダメージを負いながら総合首位を維持していたオジェだったが、SS9で雪だまりにつかまりタイムロス。首位から24.7秒遅れの総合4番手でデイ1を終えている。
総合2番手につけていたラトバラもSS9でコースオフし、脱出に8分以上をロス。総合23番手まで順位を落としてしまい、優勝争いからは脱落してしまった。
トップ2台の脱落により、総合首位に立ったのがミケルセン。最速タイムを記録したのはSS8の1ステージのみだったが、安定した走りをみせ総合2番手に19.1秒の差をつけた。午後のステージでペースをあげたティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20 WRC)が総合2番手。総合3番手はマッズ・オストベルグ(シトロエンDS3 WRC)で総合首位との差は19.4秒となっている。
開幕戦モンテカルロで速さをみせたロバート・クビカ(フォード・フィエスタRS WRC)は、マシンのプロペラシャフトを破損。二輪駆動の状態でデイ1を走りきり、総合22番手となっている。
SS11~18のデイ2は14日の7時48分(現地時間)に開始される予定だ。