FIAは、マノー(マルシャ)の2015年F1への参戦を実現するため同チームと話し合いを行っており、F1エントリーリスト最終版の発行を保留している。
昨年破綻したマルシャは、2014年型マシンをモディファイする形で2015年序盤戦を戦うことを希望していたが、フォース・インディアが反対票を投じたためF1ストラテジーグループはこれを却下した。
そのため困難な状況に陥っているマルシャだが、まだ今季復帰を諦めず、2015年型マシンの製作に取り組んでいる。
FIAが12月に発表した2015年F1エントリーリストには、マルシャは「マノーF1チーム」の名称で暫定扱いで掲載されている。チームはすでにエントリーフィーは払い込んでおり、FIAはチームの状況を確認してから最終的なエントリーリストを発行する考えだ。
F1ストラテジーグループが2014年型マシンでの参戦を却下した後、FIAはマノーと協議を行っている。マノーはFIAに対し、シーズン序盤に2015年型暫定マシンを用意することが可能であり開幕戦に間に合う可能性もあると述べたといわれている。
昨年ランキング9位を獲得した同チームが分配金を得るには、遅くとも4月19日の第4戦バーレーンGPまでには参戦する必要がある。
長期的参戦に必要な技術的・経済的インフラの確保に関し、マノーとFIAとの間で話し合いが今も続けられている。来週にも協議が行われ、FIAがマノーの状況に満足した場合、最終的なエントリーリストに掲載することになる。
マノーは2月19日には管財人の管理下から離れることが予定されている。