13日、インテックス大阪で開幕した大阪オートメッセ2015。この会場内には昨年に続きスーパーGTが出展。ニッサン、レクサス、ホンダの各メーカーの新旧GT500車両に加え、GT300クラスの14年チャンピオン車両のグッドスマイル 初音ミク Z4、GT300マザーシャシー等注目の展示が行われた。
大阪はサーキットこそないが、鈴鹿サーキットや岡山国際サーキットへのアクセスが可能で、近年スーパーGTはオートメッセで積極的にプロモーションを展開している。今季も会場内にスーパーGTのコーナーがオープンし、多くの車両が展示された。
GT500マシンでは、ニッサンは2013年まで活躍していたMOTUL AUTECH GT-Rが登場。また、レクサスはトヨタのモータースポーツ活動計画発表会で展示されたホワイトのレクサスRC Fが登場した。一方、要注目なのはKEIHIN NSX CONCEPT-GTだ。
このKEIHIN NSX CONCEPT-GTは、前後フェンダーがカーボン地のまま。ホンダは12日まで岡山でテストを行っていたが、その2015年仕様のエアロパッケージのままオートメッセに登場したのだ。新たにプレートが取り付けられたカナードやデザインライン下部の新たな処理、迫力をましたリヤフェンダー周辺等を、間近で見ることができる。
また、14年のGT300チャンピオンカーであるグッドスマイル 初音ミク Z4は、会場で谷口信輝の手により、エンジン始動パフォーマンスも行われた。BWM Z4 GT3は独特のエキゾーストノートをもつが、多くの観衆がそのサウンドを堪能した。
さらに、昨年のタイ戦でGT300クラスにデビューした注目のGT300マザーシャシー使用のトヨタ86が展示された。86は発表会時のシルバーとも、参戦時のトヨタ・チーム・タイランドカラーとも異なりホワイトに塗られ、新たな印象をもつ。この車両は今季GT300に参戦すると噂されている車両で、必見と言えるだろう。
昨年の鈴鹿でGT300マザーシャシーとともに発表されたFIA-F4も、大阪オートメッセに登場した。今季全戦がスーパーGTのサポートレースとして開催されるが、新たにOTGやシンハ、アクティオ等スポンサーロゴが貼られている。
会場には坂東正明GTアソシエイション代表が訪れ、鈴木俊治大阪オートメッセ実行委員長と握手。また、オフィシャルステージでは坂東代表、谷口、そしてENEOS SUSTINA RC Fをドライブする大嶋和也がトークショーを行ったほか、岡山国際サーキットのサーキットクイーン、鈴鹿サーキットクイーンが合同テストやファン感謝デーのアピールを行った。また、キッズカート等のイベントも開催されている。