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WTCC世界ツーリングカー選手権の2015年エントリーリスト発表。20台が参戦

2015年02月13日 18:40  AUTOSPORT web

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2014年のWTCC鈴鹿のスタートシーン
WTCC世界ツーリングカー選手権は12日、2015年のエントリーリストを発表した。今季は全20台がTC1車両でエントリーしている。

 2014年から、よりワイドでエアロパーツも付加されたTC1レギュレーションが導入されたWTCC。今季はシリーズ開幕に向け、全11チーム、4車種20台のマシンがエントリーすることになった。ただ、2015年に2台体制での参戦を予定しているチームが1台になっている部分もある。

 王者シトロエンは、これまでもチームから発表されているとおり、王者ホセ-マリア・ロペスをはじめイバン・ミューラー、セバスチャン・ローブ、そしてマ・キンファといういずれも優勝経験をもつドライバーを今季も揃えた。ただ、ロペスはチャンピオンが使用できるゼッケン1番を使用せず、37をつけシリーズに臨む。

 シトロエン勢では、今季から新たにセバスチャン・ローブ・レーシングもシリーズに参戦する。昨年ホンダ・シビックWTCCをドライブしていたメディ・ベナーニがチームに加わっている。

 打倒シトロエンに燃えるホンダは、ワークス格のホンダレーシング・チームJASは今年も52歳になるガブリエレ・タルキーニ、元F1ドライバーのティアゴ・モンテイロのふたりを揃えた。WTCC公式のエントリーリストは『ホンダレーシング・チームJAS』となっており、昨年までのタイトルスポンサーであるカストロールの名がないが、ホンダが12日に発表した内容によれば、今季もカストロールがタイトルスポンサーとなっている。

 ホンダ勢では、今季もゼングー・モータースポーツから参戦するノルベルト・ミケリス、ニカ・レーシングから参戦するリカルド・リデル、プロチームから参戦するドゥサン・ボルコビッチの3名が参戦予定。ホンダ勢は5台を揃えることになった。

 また、新たにベスタを投入するラーダは、ロシア最大の国営石油会社であるロスネフチがタイトルスポンサーとなり、『ラーダ・スポーツ・ロスネフチ』というチーム名に。昨年勝利をもたらしたロバート・ハフに、ジェームス・トンプソン、ミハイル・コズロフスキというトリオでシリーズに臨む。

 プライベーターが活用するシボレー勢も、ひさびさのシリーズ復帰となるステファノ・ダステをはじめWTCCに欠かせない名が多く揃っている。なお、プライベーター向けのヨコハマ・トロフィーには9台がエントリーしている。今季のWTCCも混戦のシーズンとなりそうだ。