13日、ホンダは東京・青山で2015年の国内モータースポーツ活動発表会を行い、スーパーGT300クラスにARTA CR-Z GTが参戦すると発表した。ただ、2013年にチャンピオンを獲得したMUGEN CR-Z GTは、今回の活動計画に記載がなかった。
スーパーGTに2012年から参戦してきたホンダCR-Z GTは、ミッドシップ化したシャシーに『レーシングハイブリッド』と呼ばれるハイブリッドユニットを搭載。初年度から活躍をみせ、ARTAによるもう1台が加わった2013年には初勝利を飾ると、TEAM無限が13年王者を獲得した。
2015年に向けてホンダでは、ARTA Projectから参戦する55号車ARTA CR-Z GTを引き続きサポートすることを明らかにし、高木真一と小林崇志がドライブすることを明らかにした。タイヤはブリヂストンを履く。
ただ、昨年まで参戦していたMUGEN CR-Z GTの名前はなく、今季GT300クラスでホンダCR-Z GTは1台のみが参戦することになった。
「この体制もCR-Zを使っての参戦は3年目になります。優勝はしていますが、チャンピオンは獲れていませんので、今年はチャンピオンに重点を置いて戦っていきたいと思います」と語ったのは高木。
一方、小林は「高木選手とのコンビも今年で3年目となり、非常に良い関係を築けていますし、先日行われたテストでも今までにないほど良い感触を得ることができたので、一年間チャンピオンを狙って戦っていきたいと思います」と今季に向けた意気込みを語った。