13日、ホンダは東京・青山で2015年の国内モータースポーツ活動発表会を行い、この中で若手育成プロジェクトの一環として、2015年のGP2シリーズに、2014年全日本F3チャンピオンの松下信治が参戦すると明らかにした。
ホンダは2015年からマクラーレンとともにF1に復帰することをうけ、マクラーレンと共同で若手育成プロジェクトを実施。F1直下にあたるGP2のトップチームであるARTグランプリに、2014年は伊沢拓也を送り込んできた。
今季もその活動は継続されることになったが、伊沢に代わって2014年全日本F3王者の松下が起用されることになった。松下はすでにアブダビで行われたテストでGP2をドライブしており、好タイムをマークしている。
全日本F3タイトルを手土産に、ヨーロッパで活動を行っていくことになる松下。まだ21歳であり、レーシングカート時代からその速さに定評があったドライバーだが、F1を狙うヨーロッパの若手を相手に、どんな活躍をみせるのか楽しみなところだ。
また、ホンダでは若手育成として全日本F3にHFDP RACINGから高橋翼と福住任嶺を送り込むほか、戸田レーシングから石川京侍が参戦。また、スーパーGTのサポートとして開催されるFIA-F4に、大津弘樹、上村優太、石坂瑞其の3人がHFDP/SRS-F/コチラレーシングから参戦する。