レッドブルは、今後RB11のノーズデザインを変更する可能性が高いと示唆した。ウイリアムズスタイルのショートノーズを採用するのではないかと推測されている。
2015年のレギュレーション変更により、各チームはノーズデザインを変更することになり、最適なソリューションを見つけ出すために努力してきた。ヘレステストを終えた段階で、ウイリアムズが採用したショートノーズがベストであるとの認識が高まりつつあるが、このデザインはクラッシュテストで合格するのが簡単ではないと考えられている。
レッドブルはさまざまなノーズデザインを検討しており、今後別のバージョンを導入する可能性は高いと示唆した。
「さまざまなノーズを試した結果、今のところこのノーズがベストだった」とチーフエンジニアリングオフィサーのロブ・マーシャルがヘレスで使用した“ロングノーズ”について語った。
「今後他のノーズが登場するのは間違いない。他のチームはさまざまなノーズやウイング、それ以外の何かを用意してくるはずだ。必ずしも最初のテストの初日のマシンのままでいくわけではない」
レッドブルはマシンデザインに時間をかけたため、非常に短い時間でマシンを製造しなければならなかった。それがヘレステストでのノーズの選択に影響したと、マーシャルは述べた。
「さまざまな選択肢があったが、クラッシュテストのプログラムを始めるのが遅かった。いくつか問題が発生したため、容易なもの、丈夫なものを試す必要があった」
「実際のところ、(ヘレスには)ぎりぎりで間に合ったのだ。それはクラッシュテストがうまくいかなかったからではなく、例年どおりマシンのデザインに着手するのが非常に遅かったからだ」