WRC世界ラリー選手権第2戦スウェーデンは12日、SS1が行われ、WRC2に参戦するポンタス・ティデマンド(フォード・フィエスタRRC)がトップタイムを記録、総合トップに立った。
ティデマンドは、地元スウェーデン出身の24才。昨年のWRCスウェーデンに参戦し、総合8位を獲得した経験をもち、今季はWRC2からスポット参戦している。ティデマンドがSS1で記録した1分32秒1のタイムは、その後走行したWRカーとドライバーをもってしても上回ることができなかった。
総合2番手を獲得したのは、シトロエンのマッズ・オストベルグ(シトロエンDS3 WRC)。ティデマンドに0.3秒届かなかったものの、14年シリーズ王者のセバスチャン・オジェ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)より0.8秒速いタイムを記録している。
オジェのチームメイトであるヤリ-マティ・ラトバラが、オストベルグより0.1秒遅いタイムで総合3番手。ラトバラは同時にステージを走行したシトロエンのクリス・ミークを2.2秒上まわった。
ヒュンダイのティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20 WRC)がヒュンダイ勢最上位の総合4番手、以下アンドレアス・ミケルセン(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)、オット・タナク(フォード・フィエスタRS WRC)と続いている。
開幕戦モンテカルロを制したオジェは、1.1秒遅れの総合7番手。開幕戦でトラブルにあいながら、速さをみせたロバート・クビカ(フォード・フィエスタRS WRC)が総合8番手となっており、トップとの差は2秒となっている。
SS2~SS10のデイ2は、13日の8時29分(現地時間)に開始される予定だ。