メルセデスAMGは12日、3月5日から開催されるジュネーブモーターショーで、FIA-GT3規定の新レーシングカー『メルセデスAMG-GT3』をリリースする予定であると明らかにした。
メルセデスベンツ/AMGは、世界中で多くのカスタマーをもつFIA-GT3規定の市販レーシングカートして2010年にメルセデスベンツSLS AMG GT3をリリース。基本的にワークスチームを結成せず、AMGによる手厚いカスタマーサポートを行い、ヨーロッパのGT3レースをはじめ日本でもスーパーGT300クラス、スーパー耐久等で大活躍してきた。
ただSLS AMG GT3は、市販車のSLSが2014年で生産終了。代わって新たなスーパースポーツとして『メルセデスAMG-GT』がリリースされている。すでにGT3マーケット向けにもそのGT3バージョンの登場がウワサされており、AMG代表のトビアス・ムアースも公言していた。
そんなメルセデスAMG-GTのGT3バージョンが、AMGのFacebook、およびTwitter上で存在が明らかにされた。『メルセデスAMG-GT3』と名付けられたGT3カーは、3月のジュネーブショーで公開される予定で、市販のメルセデスAMG-GTのパフォーマンスをベースにしたものになるという。
2016年のGT3マーケットに向けては、BMWが従来のZ4 GT3に代わってM6 GT3を投入するほか、アウディもR8 LMSの新たなバージョンを投入すると言われている。また、ランボルギーニ・ウラカンGT3が15年の先行投入を経てリリースされる等、新車が多く登場する年になりそうだ。