マクラーレンのCEOであるロン・デニスは、マシンのスペースを安い値段で売らなければならないぐらいならタイトルスポンサーなしで活動していきたいと語った。
2013年末でボーダフォンとの契約が終了した後、マクラーレンにはタイトルスポンサーがついていない。
「タイトルスポンサーシップはもはやコンセプトとしては存在しない」とデニスは言う。
「タイトルスポンサーシップは通常、予算の40から50パーセントを占めるものだ。競争力の高いチームの予算を考えると、そのレベルの資金を提供する企業はない」
「従ってスペースを小さく分けて、同じフィロソフィーを持つさまざまな企業(のロゴ)をマシンにつけるということになる」
「我々のマシンに大きなブランドをつけるスペースはあるかといえば確かにあるが、我々に関してはビジネスの技術部門も(収入の)原動力となっている」
新しいタイトルスポンサーを探すことを諦めたのかと聞かれたデニスは次のように答えた。
「マシンに多額の資金を呼び込むという考えを諦めてはいない。だが少ない金額でブランドネームを大きく飾るようなことはしたくない」
「マンチェスター・ユナイテッドに似ている。彼らは低迷しランクを落とした。我々はマン・ユナイテッドだと思う。『スポンサーになりたいか? 我々はマン・ユナイテッドだ』と言えるのだ」
「何よりも避けるべきなのは、突然ランク下位のレベルの取引を始めることだ。デメリットはあるかもしれないが、私はそうは思わない。これが私の考え方だ」