WEC世界耐久選手権のLMP2クラスにエントリーしているストラッカ・レーシングは、今年からデビュー予定のストラッカ童夢S103・ニッサンで今季初のテストを終えたことを明らかにした。
日本の童夢とタッグを組むストラッカは、LMP2クーペのストラッカ童夢S103・ニッサンで昨年のWECにシーズンエントリーしていたが、車両製作の遅れやマシンの見直しなどにより参戦が遅れ、最終的には新車デビューを2015年シーズンへと延期。先日発表された今季WECのエントリーリストには42号車として名前を連ねていた。
時期は明かされていないものの、ストラッカの今季初テストはモーターランド・アラゴンで数日間にわたって行われ、4000km以上を走破。数種類の新パーツや、ハイダウンフォース/ローダウンフォースの両パッケージをテストするとともに、夜間の走行も実施されたということだ。
ちなみに、ドライバーラインナップは昨年から変わっておらず、今年もニック・レベンティス/ジョニー・ケーン/ダニー・ワッツを起用。テストには3名全員が参加した。
「新年の早い時期に再びコースへ戻って来られたのは素晴らしいことだ」とテストを振り返ったのはレベンティス。
「クルマの感触は非常に良かった。ここ数ヶ月の開発に満足しているよ。アラゴンは難しいサーキットだけど、ニューマシンの感触を確かめるには最適なんだ。2カ月後、ホームであるシルバーストンのファンの前でそれを披露するのが楽しみだよ」
また、チームを率いるカール・パットマンも「長い道のりだったが、今はプロローグでの走行を楽しみにしているよ」と、3月末に開催されるシリーズ公式テストでの走行に向けて語っている。
今シーズンのWECは、3月27日~28日にポールリカールで公式テストが行われ、4月12日にシルバーストンで開幕を迎えることとなる。