4月11日から全国で公開されるラルフ・ジマン監督の映画『カイト/KITE』の予告編が公開された。
今回公開された予告編では、インディア・アイズリーが演じる主人公のサワが男たちをマシンガンなどで殺害していく様子や精神のバランスを保つための薬を打つ場面に加え、サワの父の親友で彼女を暗殺者に育て上げた刑事・アカイを演じるサミュエル・L・ジャクソン、サワを影から監視する謎の少年・オブリ役のカラン・マッコーリフなどが確認出来る。なお、同映像は過激な内容を映倫に注意され、本来制作していたものを修正したバージョンだという。
『カイト/KITE』は、アニメーターの梅津泰臣が1998年に発表したR-18指定のアニメーション作品『A KITE』の実写映画版。少女たちが性の奴隷として売買されている近未来を舞台に、幼い頃に両親を殺された少女・サワが暗殺者となり、娼婦になりすましながら人身売買組織への復讐を果たしていく様子を描いたSFアクション映画となる。
なお、同作は当初メガホンをとっていたデヴィッド・R・エリスの急逝を経て、後を引き継いだジマン監督がキャストやスタッフと共に作り上げた作品。原作アニメのファンだったというたサミュエル・L・ジャクソンは、「デヴィッドが亡くなった時、友人と家族でこの作品を彼に捧げようと話し合った。だからこの映画へのデヴィッドの愛情に敬意を払うのはたやすい決断だったよ」と語っている。