2015年02月12日 20:01 弁護士ドットコム
労働時間の規制をゆるめる政府の新しい制度案「高度プロフェッショナル労働制」(ホワイトカラー・エグゼンプション)について、「残業代ゼロ法案」だと批判する弁護士グループが、人気マンガを使ったパロディサイトを公開した。
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タイトルは「ブラック法案によろしく」。佐藤秀峰さんの人気マンガ「ブラックジャックによろしく」のイラストを二次利用しながら、法案の問題点を指摘している(http://black-taisaku-bengodan.jp/burahou/)。制作したのは、ブラック企業の被害者救済を目指す弁護士たちでつくる「ブラック企業被害対策弁護団」。2月11日夜、弁護団の公式サイト上に公開した。
「ブラックジャックによろしく」は作者の佐藤秀峰さんが、イラストをネットで公開して、二次利用を認めている。弁護団はこれらのイラストを利用して、「ブラック法案によろしく」のサイトを作った。セリフなどで、政府の新しい制度案の問題点を指摘している。
弁護団代表の佐々木亮弁護士は、弁護士ドットコムニュースの取材に「文字だけではなく、マンガと合わせることで、多くの人に伝えたいと企画した」と語った。
2月12日午後7時現在、はてなブックマーク数は300を超えた。ネット上では「とてもわかりやすい」「絵とセリフがぴったり」などと反響を呼んでいる。
(弁護士ドットコムニュース)