トップへ

福田雄一監督の新作映画『明烏』、菅田将暉、城田優、若葉竜也らがホストに

2015年02月12日 12:00  CINRA.NET

CINRA.NET

『明烏 あけがらす』 ©2015「明烏」製作委員会
福田雄一監督の映画『明烏 あけがらす』が、5月16日から全国で公開される。

同作は、監督作『女子ーズ』『HK/変態仮面』などの映画や、脚本を手掛けたドラマ『勇者ヨシヒコと魔王の城』『33分探偵』『アオイホノオ』といった作品で知られる福田の最新作。『明烏』『品川心中』などの古典落語をベースにした物語となり、東京・品川のホストクラブ「明烏」を舞台に、12時間後に迫る1千万円の借金返済に追われる売上最下位のホスト・ナオキと、仲間のホストや女性客を描くシチュエーションコメディーになっている。

借金が返済できなければ12時間後には東京湾に沈められてしまう指名ゼロのホスト・ナオキを演じるのは菅田将暉。また、ナオキの同僚ホストとして、頭は悪いが人気抜群のアオイ役の城田優、真面目な性格で本名でホストをやっているノリオ役の若葉竜也、明烏の「切り札」だというレイ役の柿澤勇人が出演する。さらにヒロイン・明子役にオーディションで選出された吉岡里帆、品川から歌舞伎町へ移るホスト・ヒロ役に松下優也、ナオキを追い込む借金取り・山崎役に新井浩文、明烏の店長・アキラ役にムロツヨシ、福岡から上京してきたナオキの父親・五郎役に佐藤二朗がキャスティングされている。また主題歌は、3月18日にリリースされる[Alexandros]のニューシングル『ワタリドリ / Dracula La』のタイトル曲“ワタリドリ”となる。

福田は主演を務める菅田について、「菅田くんは、僕が脚本を担当した『高校デビュー』の時に出演していて、凄く演技が上手いなという印象がありました。今回も、本当に素晴らしかったです。やっぱりいい役者さんだなと改めて思いました」とコメント。城田については「今までタイミングがあわなくて実現できなくて、今回出演してもらえたのは念願でした。撮影中は何回もきて『(コメディの演技が)行き過ぎてたら止めてください』と言ってました。でも役柄が、どんどんいっちゃっていい役だったので思いっきり演じてくれてました。本当に出てもらえてよかったです」と明かしている。

また、ヒロイン役の吉岡については「今回、演じてもらった明子は凄く大事な役柄でこだわった。ギリギリまで粘ってオーディションをして、最後に現れたのが吉岡さんでした。素の面白さが感じられたので明子役に決まった。僕としては、素の面白さを出したかったので珍しくテイクを重ねました。そういえば一回、テイクを重ねる中で『お前いつになったらできるんだ』と言ったら、『スランプっすね』って(笑)お前の絶好調はいつだったんだ!(笑)って。あの一言でスタッフも笑いましたね(笑)とにかく現場で愛されてました」と語っている。

あわせて公開された特報には、電話で話すアキラ役のムロツヨシの肩を落ち着きのない様子で叩き続けるヒロキ役の菅田の姿が映し出されている。また、ポスタービジュアルではキャストのホスト姿を確認することができる。

■福田雄一監督のコメント
僕の作品に出演したいと言ってくれてたキャストが集まってくれたのが嬉しかった。今回は、長回しのシーンが多いので役者さんの力量が出てしまいやすいなかで、みんなが楽しんで、素晴らしい演技を披露してくれました。

■菅田将暉のコメント
素晴らしい特等席でムロツヨシさん、佐藤二朗さんら怪物だらけの福田組で、ただひたすら毎日爆笑したいという僕の夢が叶いました。大感謝です。かつてないほど短期間で一気に撮り上げた作品ですが、永く愛すべき作品になりました。

■城田優のコメント
(初めて台本を読んだ感想は、)とにかく「面白かった」の一言に尽きます!台本をいただいてから、かぶりついて読んでしまいました。それと、この分量を撮りきるって本気...?と(笑)。
(福田監督の現場は)非常に面白かったです!これまで色々な映像作品に参加させていただきましたが、一番笑った現場だと思います。ムロツヨシさんと佐藤二朗さんのタッグが最強で、そのアドリブ合戦の中に、僕演じるアオイは負けずに入っていかなくてはならず...その戦いが非常に大変でした。短い濃縮した時間でしたが、福田組から、1人の俳優として、また、ものを作る人間として、大きな影響を受けたと感じます。

■若葉竜也のコメント
文字だけで笑ってしまうほどおもしろい本でした。その分、台本よりおもしろく演じられるか不安でした。
緊張感と笑いが入り混じる不思議な現場でした。僕は台本に書いてある事をいつも通り「まじめ」にやりました。菅田将暉さんとは、舞台を一緒にやっていたので、良い距離感で仕事が出来ました。
個人的にムロツヨシ&佐藤二朗コンビを見れて感激しました。
一生懸命、まじめにやりました。素敵な作品になっています。ぜひ...

■柿澤勇人のコメント
(初めて台本を読んだときは)素直に騙されました。もう一度読み返すと素直に成る程と思わされました。
念願の福田組映画デビューでしたが、舞台とドラマの時と同じように時に厳しく、時に緩かったです。みなさんを見て笑いに耐えるのに必死でした。それくらい面白かったです。
二度以上見ることを強く強くオススメします!!