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岡山でスーパーGT参戦のホンダ勢がテスト実施。GT500はエアロに変化も

2015年02月11日 20:10  AUTOSPORT web

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岡山国際サーキットで走行する17号車NSX。塚越広大がドライブする。
2月11日から、岡山国際サーキットでスーパーGT500クラスに参戦するホンダNSXコンセプト-GTが4台、そしてGT300クラスに参戦するARTA CR-Z GTがテストを開始した。NSX勢には、新たなエアロパーツも装着されている。

 シーズン開幕に向けてレクサス勢のラインナップが決定するなど、着々と2015年シーズンに向けた動きが加速しているスーパーGT。そんな中、ホンダは2月13日に今季体制を発表する予定になっているが、それに先駆けて11日から、岡山国際サーキットで5台のGTマシンが参加してテストがスタートした。

 この日テストに参加したNSXは、1月のセパンテストにも参加したカーボン地の99号車とNAKAJIMA RACINGの32号車、鈴鹿で月初にテストを行ったと言われているARTA Projectの8号車、REAL RACINGの17号車という4台だ。セパンで走行したチームクニミツの100号車は走行しなかった。

 登場した4台のNSXは、それぞれ外観に特徴が見られる。まず、昨年のホンダNSXコンセプト-GTは、後傾した特徴的なサイドミラーを備えていたが、99号車はシンプルな形状のサイドミラーをつけ走行した。

 一方、8号車ARTAと17号車REALは、フロントの2枚のカナードのうち、上側の1枚の形状が変化しているほか、整流板とみられるものが立てられている。サイドのデザインライン下部も、フロントタイヤ後端タイヤハウスを含め、細かい形状変更が見て取れる。また、リヤフェンダー後端は、これまでのものに比べて大きく回り込み、やや跳ね上げられたような新しい形状のパーツがトライされている。

 また、GT300クラスのホンダCR-Z GTも1台が走行した。ARTA Projectの55号車は、車両の外観形状こそ大きくは変化していないが、リヤウイングのメインプレートがブラックになっていたり、細かなスポンサーロゴも変化している。

 気になるドライバーだが、写真から見て取れるヘルメット等から判断すると、99号車は小暮卓史と、スポーツカーレースで豊富な経験をもつオリバー・ターベイがドライブ。また、17号車REALは塚越広大と武藤英紀がドライブした。8号車ARTAには松浦孝亮と、昨年MUGEN CR-Z GTをドライブしていた野尻智紀が乗車している。

 また、32号車NAKAJIMA RACINGには、セパンテスト同様中嶋大祐とベルトラン・バゲットが乗り込んだ。55号車CR-Zは高木真一と小林崇志がドライブしており、このあたりは昨年から体制キープとなりそうだ。

 ホンダ勢のテストは12日まで行われるとされている。13日の発表会の内容が気になるところだ。