今季、日本のサードとELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズで活躍するチーム・モランドが組みWEC世界耐久選手権のLMP2クラスに参戦することが明らかにされたが、チームでは『RACE TO 24』と題したユニークなドライバーオーディションを行う。
この『RACE TO 24』は、2015年のル・マン24時間耐久レースにチーム・サード・モランドから参戦することができるドライバーを選ぶオーディションを、ファンにも分かる形で伝える試み。24人のドライバーが参加し、シートを得られるのはたったひとりだ。
公式サイト(http://www.raceto24.com)には、すでに24人のドライバー候補が記されている。昨年スーパーGTにもスポット参戦したクリストファー・ハーゼや、インディライツに参戦するエステバン・グエリエリ、ジョナサン・サマートン、女性ドライバーのローラ・クライハマー、ジャック・ブラバムの孫で、スポーツカー界のレジェンドでもあるデイビッド・ブラバムの息子であるサム・ブラバム等、多くのドライバーの名が記されている。
そんな24人の中で唯一の日本人ドライバーとして記されているのが、道見ショーン真也だ。2013年までフォーミュラチャレンジ・ジャパンに参戦し、14年はAUTO GPにスポット参戦。ELMSとの併催で開催された第16戦ポルトガルでは、佐藤公哉に続き日本人としてふたりめの勝利を飾っている。
チームはすでに、39号車のドライバーとしてクリスチャン・クリエンと嵯峨宏紀、43号車のドライバーとしてピエール・ラグとオリバー・ウェブが発表されている。ここに『RACE TO 24』のウイナーと、もうひとりが加わって6月のル・マンを戦うことになりそうだ。