4月11日からWOWOWで放送される連続テレビドラマ『闇の伴走者』のキャストが発表された。
同作は、浦沢直樹の漫画『MASTERキートン』の原作や『PLUTO』のプロデュースなどで知られる長崎尚志によるミステリー小説『闇の伴走者―醍醐真司の猟奇事件ファイル―』のドラマ版。漫画界の巨匠・阿島文哉の一周忌に未発表画稿が発見され、画稿が35年前の連続女性失踪事件を彷彿とさせる内容だったことから調査の依頼を受けた元警察官の水野優希が、フリーの漫画編集者・醍醐真司と共に事件の謎を究明していく様を描く。メガホンをとるのは、映画『ソラニン』『僕等がいた』『ホットロード』などの三木孝浩。劇中に登場する阿島の漫画を手塚治虫などのパロディー漫画を発表している田中圭一が手掛けるほか、事件の鍵を握る漫画を伊藤潤二が担当している。
今回明らかになった出演者は、元警察官ながら出版業界をメインに調査員として働く水野役の松下奈緒、偏屈だが豊富な知識と推理力を持つ醍醐役の古田新太。さらに、田中哲司、要潤、藤井美菜、野間口徹、池田鉄洋、ベンガル、石丸謙二郎、真野響子、森本レオ、平田満もキャストに名を連ねている。
松下は古田との共演について、「醍醐さんを古田さんが演じられると聞き、まずご一緒できるのが嬉しく、『絶対!面白くなりそう!楽しくなる!!』と思いました。古田さん演じる強烈なキャラクター、醍醐真司に早く会いたいです。この撮影中は思いっきり振り回されたいと思います」とコメント。
古田は同作への出演について、「以前原作ももちろんですが、脚本で入られていた『20世紀少年』に春波夫役で出演させていただいたことがあります。楽しい作品でした。ずっと読んでいた方なので、また長崎さん原作の作品に出演ということで、本当に楽しみにしています」と語っているほか、自身の役どころについて「原作では、とにかくデカい人ですが、それほどオイラはデカくないんです。大丈夫なんでしょうか。それから、とにかく大食漢ですが、オイラは意外と少食です。ちなみに甘いものが苦手です」とコメントしている。
■松下奈緒のコメント
毎週、ハラハラ、ドキドキをお届けしたいと思います。もちろん事件を解決して行く事が面白い部分でもありますが登場人物の抱えているそれぞれの思いを追って頂けると面白さも倍増すると思います。
優希は見ている方と同じ目線で事件を見ている所もありますので、皆さんも一緒に解決する感覚でご覧頂けると嬉しいです。
■古田新太のコメント
原作が面白いので、ストーリーは当然面白いです。
いい画ができれば、みなさんのご期待に添えると思いますので、頑張ります。
見てください。
■長崎尚志のコメント
プロデューサーの喜多氏より映像化したいと聞いた時には、「へーえ、本当にできるの?」くらいにしか思っていなかった。
それが具体化して松下奈緒さん――主人公の水野優希と容姿もぴったりだ。
もう一人の主役・古田新太さんは、醍醐真司よりずっといい男だが、博学、オタク、偏屈、反骨心――彼のキャラを見事に演じられる人と思い、強く希望した。
あとは恋愛映画の巨匠・三木監督がどう料理してくれるか......一視聴者としても楽しみである。
■三木孝浩監督のコメント
松下奈緒さん、古田新太さんという異色コンビが現場でどんなマッシュアップを放つのか、本当に楽しみです!この心強いキャストと共に、原作に潜む奥深い闇に挑んでいきたいと思います。