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嫌な仕事を任されたときの意外な対処法とは

2015年02月10日 00:02  オズモール

オズモール

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毎年春が近づくと、人事異動の話題がちらほら。希望の部署に異動できる人もいれば、なかなか希望が叶わない…と、イライラを募らせる人もいるかも。やりたい仕事になかなかつけないストレスは、どう解消したらいいの? 「うまくいかない状況を乗り越えるためには、ライフバイオリズムを書くといいでしょう」 こう話すのは、人材育成やスキルアップのセミナー講師などで活躍する新井淳子さん。 ライフバイオリズムとは“人生のいいこと、悪いことの波”を折れ線グラフにしたもの。まずはグラフのX軸を“年齢”、Y軸を“人生がうまくいっているかどうかの度合い”と設定して、幼少期から今に至るまでのライフバイオリズムを書いてみて。 「ライフバイオリズムを書いてみると、うまくいっていないときの後には必ずいいことが起こると確認できるので、不安が解消できるんです」(同) さらに、ライフバイオリズムを書いたら折れ線グラフの谷部分、つまりうまくいっていない時期について、なぜその状態を嫌だと感じていたのか、なにをしたことで嫌な気持ちが解消されたかを思い出してみて。すると、自分の思考や行動の癖が把握できるように。 「過去の自分が逆境をどうやって乗り越えたのか、思考や行動のパターンを知ると、現在目の前にある嫌なことにも同じパターンで対応できると気付くことができ、ストレスが軽減されます」(同) “以前、バイト先で周囲とコミュニケーションをとって味方になってもらったことで逆境を乗り越えた”“部活でうまくいかなかったとき、先輩のアドバイスに素直に耳を傾けたら逆境を乗り越えられた”など、過去の経験をもとに行動してみると、前向きな気持ちに切り替わる上に事態も好転しやすくなるのだそう。 「やりたくない仕事だとしても、前向きに取り組んでみると学べる部分があると気付けたり、『嫌だ』という気持ちは自己成長の原動力にもなるので無駄ではないとプラスに捉えることができたりするでしょう」(同) 「やりたくない仕事は続けたくない」とすぐに辞めてしまうと、“うまくいかないとすぐやめる”という思考回路が脳に焼き付いてしまい、その後もどんどんうまくいかなくなってしまうのだとか。本意ではない仕事を任されても、過去の自分を手本にして前向きに取り組めば、希望する未来へと近づくはず! 新井淳子オフィスフローラン代表。日本プレゼンテーション協会認定講師、社会保険労務士。職場の課題発掘と人材育成、モチベーションアップなどを図るコンサルティングやセミナー開催などを行い、スキルアップのサポート役として多方面で活躍中。 【オズモール】