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伝統のF1ドイツGP中止を恐れるロズベルグ

2015年02月09日 22:50  AUTOSPORT web

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昨年は空席が目立ったドイツGP
ニコ・ロズベルグは、開催が不安視されているドイツGPはF1のカレンダーから失われてはならないと主張している。

 2007年からホッケンハイムとニュルブルクリンクで交互開催されているドイツGPは、今年、ニュルブルクリンクで開催されることになっていた。
 しかし、F1のボス、バーニー・エクレストンは、先月はじめにニュルブルクリンクの新しいオーガナイザーと契約に至らなかったことを明らかにし、さらにホッケンハイム側ともいまだに最終的な契約を結んでいないと、今季のカレンダーから脱落する可能性も示唆した。

 今のところは第10戦として7月19日に開催が予定されているが、仮にキャンセルとなれば、1961年以降はじめてドイツGPが存在しないシーズンとなる。

「ドイツGPは僕が思いつく限り開催されていたし、イギリスGPのようにF1の根本をなす伝統のグランプリだった」とロズベルグ。
「だから、まだカレンダー上で確定していないのは、非常に残念に感じるよ」

 今年のドイツGPについては、今も開催に向けた努力が続けられているが、それが実現できるかどうかは不明確だ。また昨年のレースでは観客減少という問題も表面化している。

 だが、ドイツ人ドライバーのロズベルグは、F1とドイツには多くの関わりがあると主張。現在のグリッドには、ロズベルグのほかにも、4年連続チャンピオンのセバスチャン・ベッテルやニコ・ヒュルケンベルグがおり、ドイツチームとして2014年はダブルタイトルを獲得したメルセデスが参戦している。

「ドイツには非常に多くのレースファンがいるし、F1の大部分を占めているから、解決することを願っている」