日本時間2月2日にその姿が初公開されたニッサン/ニスモのLMP1車両『ニッサンGT-R LMニスモ』。5日にはル・マン24時間での3台体制も発表されているこのマシンだが、シーズン開幕に向けて精力的にテストプログラムが進められている。
GT-R LMニスモは、既存3社とは一線を画すFFレイアウトを採用し、外観もフロントに伸びた独特のデザインとなっている。2日の公開時にも、サーキット・オブ・ジ・アメリカズでテストが続いていることが明かされていたが、その後も正確な場所は明かされていないものの、アメリカ国内でテストが続いている。
ニスモのグローバルTwitterアカウント(@NISMO)上では、現地時間7日から行われているテストに、オリビエ・プラとハリー・ティンクネルのふたりが参加していることが明かされている。プラ、ティンクネル、そして松田次生は、5日にGT-R LMニスモのドライバーとしての起用が発表されていた。
ニスモは、7日にプラがステアリングを握ったことを報告しているほか、この日の様子や走行時の画像なども公開。また8日には、ティンクネルがステアリングを握ったことが明かされている。
なおニッサンは、WEC開幕に向けてアメリカ国内でテストを行っていくことを明らかにしており、3月末のシリーズ公式テストの際にマシンをヨーロッパに輸送するものと見られている。また、今年からシリーズに参戦するニッサンは、レギュレーション上、既存チームの倍となる“20日分”(1日に2台走行した場合は“2日分”を消費)のクローズドテストを行うことが認められている