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フヂイエンヂニアリングがスーパー耐久ST3参戦。技術で頂点めざす

2015年02月09日 11:30  AUTOSPORT web

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スーパー耐久ST3クラスに臨むフヂイエンジニアリング
三重県四日市市に本拠を置くフヂイエンヂニアリングが、2月7日にエントリーリストが発表されたとおり『APRORTS・フヂエンレーシング』として、2015年のスーパー耐久に参戦することになった。車両はニッサン・フェアレディZ・Z33となっている。

 フヂイエンヂニアリングは、創業以来いわゆる“バックヤードビルダー”としてモータースポーツに深く関わってきた。K4GP用のオリジナルマシン『M01』の製作やオリジナルEVバイクを開発するなど、三重県の地域振興企業としてものづくり・商業・サービス補助金事業に選定されている。モータースポーツで培った開発技術をECO技術へ応用し、「ビルダーとして社会に技術を還元できる企業」に成長してきた。

 今回、フヂイエンヂニアリングは「モータースポーツを愛する若者にチャンスを!」をテーマとして、将来的には海外の耐久レース参戦も視野に入れつつ、関西地区に基盤を持つマスターフィットカーズと協業。『APRORTS・フヂエンレーシング』として、スーパー耐久のST3クラスに参戦することになった。

 この『APRORTS・フヂエンレーシング』は、フヂイエンヂニアリングとマスターフィットカーズの個々の技術者がもつ独自のノウハウ、開発力をトータルにコーディネート。さらなるイノベーションを目指したモータースポーツ部門となる。

「モータースポーツを通じて国際交流の場を提供し『たがいに理解し合い』、『たがいに尊重し合い』、『争いのない社会作り』に貢献し、国柄の違うドライバー、エンジニア、メカニック、そしてチームがともに成長し、ともにヒストリーを作り、高い志を持った人材をひとりでも多く輩出し1台のマシンをともに走らせ、そしてゴールする、最高の瞬間を共有できるチームへ育てます」とチームでは意気込みを語っている。

「EV・モータリゼーションに興味のある企業様はAPRORTS・フヂエンレーシングのスーパー耐久プロジェクトに参画下さい」と、チームではスポンサー、パートナーも大募集中だ。技術力を活かすレースとして、スーパー耐久は昨今の国内モータースポーツ界では最適な存在のひとつとも言える。三重発の技術屋集団の活躍が楽しみなところだ。

APRORTS・フヂエンレーシング 2015年スーパー耐久参戦体制
チーム代表:フヂイ エンヂニアリング株式会社 代表取締役 藤井充
Aドライバー:米川直宏
Bドライバー:三村晃市
Cドライバー:川島勝彦
Dドライバー:T.B.N.
チーフエンジニア:マスターフィットカーズ 代表 高木宏治
参戦車両:フェアレディZ Z33 NISMO