ホンダF1プロジェクト総責任者、新井康久氏は、ヘレステストではさまざまなトラブルに見舞われたものの、次回バルセロナテストにはそれを解決し、アップグレードしたパワーユニットで走行を重ねると語った。
今週行われたヘレステストの4日間で、マクラーレン・ホンダMP4-30にはセンサー、オイルレベル、燃料ポンプといったさまざまなトラブルが発生、フェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンは合計79周しか走ることができなかった。
しかし新井氏は次回テストまでには問題を解決し、エンジンの性能を一歩向上させると語った。
「今週は何度も困難に直面しましたが、バルセロナでの次回テストまでに解決して走行を再開します」と新井氏は英国AUTOSPORTに対してコメントしている。
「新しいエンジンは一段階向上したものになります。物事を一歩一歩進めていきます。(レース用の)最終的なパーツも使用しますが、すべてではありません。いくつかテスト用のパーツも残っています。それについてはメルボルンの前に最終確認をします」
新井氏はヘレスで発生したトラブルは根本的なデザインに関わるものではないとして、マクラーレン・ホンダは今シーズン強さを発揮できると自信を示している。
「大きなトラブルは全くありませんでした。非常にタイトなパッケージであるにもかかわらず、いくつかの点において有効性が確認できました。タイトなパッケージでありながらそれに起因する大きな問題は起こっていません」
次回テストはバルセロナで2月19日から22日に開催される。