5日、東京・銀座のキヤノンギャラリー銀座で、日本レース写真家協会(JRPA)による写真展『日本レース写真家協会展~Competition 2015~』が開幕した。
JRPAは国内唯一のモータースポーツ・フォトグラファー協会で、会員たちは日本国内のスーパーGTやスーパーフォーミュラ、二輪のMFJ全日本ロードレースはもちろん、F1やWRC、WECをはじめとしたFIAの国際選手権等で、幅広いイベントを新聞・雑誌等での報道目的を主体に、長年に渡り撮影してきた豊富な経験と実績をもつプロの会員たちの組織だ。
そんなJRPAの会員たちが2014年に世界各国のレースで撮影してきた作品の中から、『光と影』というテーマの下、会員独自の視点で切り取った思い入れのある渾身の作品を一堂に展示するのがこの写真展。今年は東京、名古屋、大阪と3カ所で開催されるが、2月5日からキヤノンギャラリー銀座での開催が始まった。
この日は19時から、モータースポーツに携わる関係者やメーカー関係者、ジャーナリスト等を集めて、開幕記念のパーティが会場で行われた。会員たちの作品を眺めながら14年シーズンを振り返ったりと和やかな雰囲気で進んだが、その中で会員たちがその年いちばんのフォトジェニックとして選出した『JRPAアワード』の表彰が行われた。
2014年の大賞に選ばれたのは、スーパーフォーミュラでのチャンピオン獲得やル・マンでのポールポジション獲得をはじめ、大活躍をみせた中嶋一貴。また、特別賞に選出されたのは二輪ロードレースで長年活躍、今季限りの引退を表明した亀谷長純。会場を訪れたふたりには、JRPA小林稔会長から記念のフォトプレートが手渡された。
今季はWEC世界耐久選手権とスーパーフォーミュラに集中する一貴は2回目の受賞。「またこうしてアワードを頂けて嬉しく思います。今年はWECとスーパーフォーミュラに参戦しますが、WECではもちろんル・マン24時間の優勝、そして世界選手権タイトルを目指していきたい」と笑顔で語った。
また、亀谷も「昨年限りで引退となりましたが、これからも後進を育てたりと、バイクの世界に貢献していきたい」とコメント。ふたりには大きな拍手が送られ、写真展を訪れていたGOODSMILE RACING with TeamUKYOの片山右京監督、小林会長とともに写真に収まった。
『日本レース写真家協会展~Competition 2015~』は、東京では2月10日(火)まで開催される。
日本レース写真家協会展 Competition 2015
1.東京
開催期間 2015年2月5日(木)~2月10日(火)
開催時間 10:30 ~ 18:30(最終日は15時まで)
会場 キヤノンギャラリー銀座
住所 東京都中央区銀座3-9-7 トレランス銀座ビルディング 1F