ニッサン/ニスモは5日、2015年ル・マン24時間のエントリーが発表されたことにあわせて、新たに3名のル・マン24時間参戦ドライバーと参戦台数を発表した。2014年スーパーGT500クラスチャンピオンの松田次生が加わっている。
ニッサンは2015年、独特のFFレイアウトをもつ新LMP1カー、ニッサンGT-R LMニスモでル・マン24時間/WEC世界耐久選手権に参戦する。2月1日には、NFLスーパーボウルのCMの中でマシンを公開し、マルク・ジェネがドライバーのひとりめとして発表されていた。
そんな中、WECとル・マン24時間でいったい何台のマシンで参戦するのかに注目が集まっていたが、5日、パリで行われたプレスカンファレンスにあわせてニッサンはル・マン24時間に3台のGT-R LMニスモで参戦することが明らかにされ、新たに3名のドライバーが発表された。WECの他のレースは2台となる。
この中で明らかにされたのは、2014年スーパーGT王者の松田次生と、LMP2クラスで活躍したハリー・ティンクネル、そしてオリビエ・プラの3人。ドライバーの組み合わせは明らかになっていないが、これで4名のドライバーが決定した。
「ニッサンGT-R LMニスモでル・マンに参戦できることになり、とても光栄に思っています」と次生。
「ル・マン24時間レースは、子どもの頃からの憧れでした。世界屈指の過酷なレースであることは分かっていますが、だからこそ挑んでみたいと思うのです」
「昨年ニッサンエンジンを搭載したLMP2マシンで2回レースに参戦した経験を活かして、この新しい挑戦を成功させたいと思っています。非常にチャレンジングなレースですが、この挑戦に臨む機会を与えてもらったことに今からワクワクしています。出場するからにはレースでいい結果を収められるよう、全力で頑張ります」
なお、この3台のニッサンGT-R LMニスモのカーナンバーは、21、22、23に決定した。ル・マンは例年アウディが3台を送り込んでおり、ポルシェにも3台目の噂がある。最初のエントリーリストは、このあと主催者のACOフランス西部自動車クラブから公開される。