ヘレスでのF1合同テスト4日目最終日、マーカス・エリクソンがザウバーC34の走行を行い、全日程を締めくくった。ザウバーは連日好タイムを出しており、エリクソンは昨年と比べてマシンは改善したと考えている。
路面が乾いてから本格的に走行を始めたエリクソンは、空力テストと決勝のための準備を行い、終盤、燃料切れでコース上に止まったものの、合計112周を走行、ソフトタイヤでマークした1分22秒019で8人中2番手となった。
ザウバーは4日間で382周を走行、マシンの信頼性の高さを示すと共に、テスト3日目にはフェリペ・ナスルがトップタイム、その他の3日間は2位のタイムを記録している。
ベストタイムはすべてソフトタイヤで出したものだが、最終日のエリクソンに関しては、11周のランの序盤に記録しており、比較的燃料を積んだ状態だったと考えられる。
今週、ザウバーはどれだけ手の内を見せたかと聞かれ、エリクソンは「まだかなりのマージンがある。期待が持てるよ」とコメントしている。
ザウバーは昨年はノーポイントに終わったが、今年加入したエリクソンによると、昨年末のアブダビテストと比較すると、今年のマシンは確実に進歩しているということだ。
「(ザウバーの進歩について)判断するのは難しい。僕はケータハムから移ってきたから、それだけで大きな向上を感じるからね」とエリクソン。
「でもアブダビでテストしたマシンと比べると進歩している。今年のマシンはよくなっていると思うよ」
「全体的に安定感が増して、ブレーキングやコーナリングの際に自信を持って走れる。アブダビでテストした時と比べると、フェラーリのパワーユニットも大きく進化したと思う。とはいってもライバルたちの力を確認するまでは判断できないけどね」