2015年02月05日 12:31 おたくま経済新聞
戦場カメラマンの渡部陽一氏が、現在世界規模で注目をあつめる、イスラム過激派組織ISIL(通称、イスラム国)の広報活動について、自身のTwitterアカウント(@yoichiomar)を通じ海外メディアの動向を伝えた。
投稿された内容によると、「フランスやアメリカの一部のメディアは、イスラム国が発信する映像などを使用しない」(原文ママ)と発表したという。
ISILはこれまで、拘束した人達の残虐な処刑映像などをインターネットを通じ度々公開しては注目を集めており、報道される場合にはそれら素材が使用されてきた。
こうした映像については、CGや音響効果を駆使した映画仕立ての“観る者”を意識したものまである。そのため以前からそれら映像を報道に使用することについて、「間接的にISILの広報戦略に荷担しているのではないか」とネットなどでは一部で指摘されていた。
実際、ISIL側が公開した映像などを通じ参加する外国人も少なからずおり、こうした映像を遮断していくことでISILのメディア戦略を今後阻止することが目的とみられる。
なお、今回渡部氏が紹介したこの内容は、投稿からわずか2時間で2千RTを突破するほど注目を集めている。またコメントにも「日本でもそうすべきだ」という声が寄せられている。