マクラーレンのエンジニアリングディレクター、マット・モリスは、マクラーレン・ホンダMP4-30の真のペースについては把握しており、今のラップタイムを心配してはいないと語った。
ヘレステストの4日間でMP4-30には多数のトラブルが発生、フェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンが重ねた周回数は合わせて79周にとどまり、全日程を通してタイムは最下位だった。
最終日にバトンがマクラーレンにとって4日間総合のベストタイムをマーク、そのタイムは1分27秒660で、この日トップのキミ・ライコネンのフェラーリから7秒近く遅いものだった。
ラップタイムに懸念を感じているかと聞かれ、モリスはそれを打ち消した。
「もちろんもっと上位につけられた方が嬉しいには違いないが、今のF1には素晴らしいシミュレーションツールがある。自分たちのパフォーマンスのレベルは承知している。我々は今のところ最大限のパフォーマンスを発揮して走っているわけではない」とモリス。
「それを考慮し本来の状態を考えれば、さほど心配することはない」
「タイムシート上でもっと上位に行ければよかっただろうが、心配するようなことは何もない」