今津景の個展『ブロークン・イメージ』が、2月28日から東京・白金高輪の山本現代で開催される。
今津景は、2009年に『VOCA展2009現代美術の展望 ―新しい平面の作家たち』佳作賞、2013年に『絹谷幸二奨励賞』を受賞している1980年生まれのアーティスト。インターネット上などから自身で集めた画像をCGによって解体し、キャンバス上に改めて油彩で描き直すという制作手法を用いている。
『ブロークン・イメージ』展では、「インターネット上から拾われた様々に歴史のあるイメージが、壊れたまま立ち上がっている状態を絵画にしたい」という考えから、廃仏毀釈によって遺棄された仏像、紛失や戦争で消失した絵画作品、イコノクラスムに関する図像などをモチーフにした新作を展示。さらに、絵画史上で描かれてきた裸像を再考することを目的に描かれた新作『NudeColors』も出展される。なお、初日の2月28日にはオープニングレセプションが開催される。