盲目の男女の恋愛を描いた映画『イマジン』が、4月から東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムで公開される。
全編がポルトガルで撮影された同作は、盲学校の教師と美しい教え子の恋の行方を描いた作品。自然光を駆使した詩的な映像で撮影された盲学校の授業風景や、物語の舞台となる古都リスボンのクラシックな街並みも同作の大きな見どころとなっているという。なお、音響設計も同作の魅力の一つであり、『ポーランド映画賞』では音響賞を獲得している。
監督を務めたのは、『第20回東京国際映画祭』コンペティション部門で最優秀男優賞を受賞した『トリック』などを手掛けたアンジェイ・ヤキモフスキ。ポーランド出身の同監督をはじめ、様々な国籍のスタッフ、キャストによって制作された豊かな国際色を備えた作品となっている。