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トヨタエンジンからスイッチのレベリオンR-One、ライバルと同じくAER製を採用

2015年02月04日 20:30  AUTOSPORT web

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今季はAER製のV6ツインターボエンジン『P60』を搭載することになったレベリオンR-One
WEC世界耐久選手権のLMP1クラスに参戦しているレベリオン・レーシングは、2015年シーズンに向けてAER製のV6ツインターボエンジンを搭載すると発表した。

 プライベーターとしてLMP1を戦うレベリオンは、現行の車両規定導入前の2011年からトヨタの3.4リッターV8自然吸気エンジン『RV8K-LM』をマシンに搭載。昨年から投入したオリジナルLMP1の『レベリオンR-One』にもこのエンジンを搭載していたが、先日、今季はメーカーをスイッチすることを明かしていた。

 そして3日、レベリオンは今季のWECに向けてAERのV6ツインターボエンジン『P60』を新たに採用することを発表。このP60は、昨年同じくLMP1‐Lを戦ったライバルチームのロータス(現バイコレス)が採用しているものと同じエンジンだ。

「AERのP60エンジンはすでにコース上で良いパフォーマンスを見せているし、レベリオンR-Oneのシャシーとよく合うと信じているよ」と語るのは、チームを率いるバート・ヘイデン。なお、ヘイデンは先日、トヨタのRV8K-LMに不満はないものの、現行エンジンは今季までしか使用できないため、一年前倒しでスイッチすることを決定したと明かしている。

 ただ、このエンジンスイッチによって、レベリオンは3月末にポールリカールで行われるWECのプレシーズンテストや、4月の開幕戦シルバーストンは欠場することとなった。5月の第2戦スパから今季の参戦をスタートさせる予定だという。

「P60エンジンを搭載するためにR-Oneをアップデートする膨大な作業に直面しているが、できる限りベストな方法でやり遂げようと決心している。シーズン開幕戦のシルバーストンでのデビューには間に合わないからね」

 なお、レベリオンは今年も2台体制でWEC/ル・マンに参戦する予定だが、ドライバーに関しては後日発表されるということだ。